同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
窓がなくて埃っぽいじめじめとした空間。
かろうじてチカチカしていた蛍光灯がバチンと消えて、あたりが薄暗くなった。
「ひっ!」
や、やだ。
窓がないから余計に暗く感じる。
古めかしい資料庫の中が、昔観たホラー映画のワンシーンに似ているような気さえしてきて……。
おばけとか出そう……。
怖すぎる……。
どうしてわたしがこんな目に遭わなきゃいけないんだろう……っ。
「だ、誰か……!」
──ガチャガチャ
「助けて!」
嫌だよ……。