同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
「まさか、男だと思われてなかったなんて……」
あからさまにショックを受けているらしい千景さんが、ガックリと肩を落とした。
「え、と……」
頭の中を整理しよう。
ちかちゃんは千景さんで、女の子ではなく男の子……。
「ま、なんにせよ俺は、綾乃を手放す気なんてないよ」
そう言ってにっこり微笑む千景さんの顔には、色気がたっぷりで。
ほんとにこの人が、あのか弱いちかちゃんなのかと疑わしくなる。
千景さんはわたしのボストンバッグを持つと、半信半疑のわたしに「ついてきて」と言って歩き出した。
それにしても、改めて見るとなんて広い庭だろう。
敷地の周りも数十キロはありそう。
家も本物のお城みたいに大きい。
なんとなく見覚えのある風景。
ここがちかちゃんのお家であることはまちがいなさそうだけど……。
あれだ……!
双子、とか?
もしくは妹がいるとかだよ。
うん、きっとそんな感じ。