同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
だけど……。
「いいいい、一ノ瀬さん、東条です。よろしくお願いしますっ!」
今度はなぜか立ち上がって、東条くんは体を直角に折り曲げた。
そのまま床にでも着きそうな勢いだ。
「ぷっ、大げさすぎるんですけど。なんでそんなにキョドってんの?」
「ききき、緊張しちゃって……!」
「緊張?」
「ま、眩しすぎて……、目を開けるのに精いっぱい……!」
「あはは、東条くんっておもしろーい!」
おかしそうに笑う柚を見つめる東条くんが目を見開いた。
「と、東条くんって……一ノ瀬さん、俺の名前知っててくれたの?」
「当たり前。有名人だかんね。逆にあたしの名前知ってたんだ?」
「いいいい、一ノ瀬さんも、有名人なのでっっ!」
「あはは、あたしがー? どうせ、ガサツとか男っぽいとかそっち系でしょ」
ウッとなにかに射抜かれたように左胸を押さえて、ダメージを受けているような仕草をする東条くん。
そのうちに、顔がみるみる真っ赤に染まっていった。
明らかにわたしのときとは態度がちがいすぎるっ……。