死神さん、お願いです!






琉星「………。」

奈菜「……。」









来たのはいいが 沈黙……










カール「なんか話しなよ。」









ネタがないのよ!









カール「そんなぁ……。沈黙は俺も空気悪いからさ。」









あんたは見えてないから問題なんかないやん










カール「まぁそうか。」










奈菜「あれ!?山田君いない。」
私は周りを見渡した









琉星「………。」
山田君はウサギ小屋の前にしゃがんでいた









奈菜「あっいた!」
私は山田君の方へと行った









奈菜「山田君、探したんだよー!」









琉星「………。」
ジーっとウサギを見ていた









奈菜「山田君??」









琉星「あ………っ!」
山田君は急に立ち上がった








奈菜「………?」








琉星「あ……いや……その……。」
山田君の目はウサギを見ていた








奈菜「ウサギ……好き?」



琉星「べっ………別に。」








私はしゃがんだ
奈菜「可愛いと思うよ。私は。」
私はウサギを見た








琉星「……。」
山田君もしゃがんだ









奈菜「鼻をピクピクしてる〜!可愛い〜!」








琉星「ウサギは目が良くないから鼻で嗅ぎ分けてるんだよ。」








奈菜「へー。よく知ってんのやね?」








琉星「まあな。」
私はふと看板に目がいった








『ウサギとふれあい』








奈菜「あれ!ねえねえ。ウサギの体験行かない??」








琉星「え?」








奈菜「行こう行こ!」
私は山田君を引っ張った








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