求婚蜜夜~エリート御曹司は滾る愛を注ぎたい~
ちょうどマンションの前に着いた為遥人は立ち止まり、結衣を街灯と届かない道の端の引っ張った。
「俺は結衣が好きだよ。その気持ちを一度は忘れてしまったのに、それでもまた好きになった。きっとこれから先もこの気持ちは消えないと思う」
改まって真摯に気持ちを告げられ、結衣の胸は瞬く間にうるさく鳴り始める。
「私も……才賀君が好き。何度も諦めようとしたけど、気持ちは消えなかった。この先もずっと好きなんだと思う」
遥人はふっと柔らかく微笑んだ。
結衣の頬に大きな手が伸びて来る。そっと触れられ彼の温もりを感じた。
「好きな相手に受け入れて貰うのは、こんなにも嬉しいものなんだな」
「うん……私も嬉しい」
頬に添えられた遥人の手に触れる。幸せを噛み締めていると、唇に柔らかなものが触れた。
それが遥人の唇だと気付いたときには逞しい胸に引き寄せられ抱きしめられていた。
「才賀君……」
遥人の腕に包まれたまま見上げると、視線が重なった。どちらともなくキスを交わす。
幸福につつまれたひと時だった。