どうしたらヤンキーになれますか!?-六花の恋ー【完・修正中】
「え……」
いや確かに水都さんは最初そう言って誘って来たけど、別にこいつらに言うことじゃなくね?
水都さんのびっくり発言に、みんなもぽかんとしてしまった。そりゃそうだ。
「――コガサクの彼女なの⁉」
正気を取り戻したらしい男子の一人が大声をあげた。うるさ。
水都さんは訂正するどころか、余計に俺の腕に巻きついてきた。
「はいっ。わたしが作之助のこと大好きになっちゃって口説き落としたんです」
え、俺口説き落とされてたの? 初耳だよ。
「今デート中なので失礼しますね。では」
「え、水都さ――」
俺の腕を引っ張っていくのを、止めようとか訂正しなくちゃとかちょっと待とうかとか、言うことやることが多すぎて考えがまとまらなくてどれも実行できずに水都さんについていく形になった。
人通りが少なくなったあたりで、水都さんはやっと足を停めた。
俺もやっと頭の中が落ち着いてきた。
ええと、まず水都さんに言うことは……そうだ。
「水都さん、ああいうこと言うと誤解されるから――」
「いいよ。されても。誤解」