どうしたらヤンキーになれますか!?-六花の恋ー【完・修正中】

芝生の上にそれぞれハンカチを敷いて座っている、露季ちゃんと快理ちゃんとわたし。

三人で向かい合うような形だ。

「わたしクールなんかじゃないよ。普通にうるさいし騒がしいし……期待にそえなくて申し訳ない……」

「いやいやいや! 期待って言うか、周りの勝手な噂だったんだよ。ほんとの水都ちゃんはこんなに可愛い子なのに」

「噂は怖いってわかってたつもりだったんだけど……ごめんね」

ややテンション高めに話すのが露季ちゃん。

そしてクールというべきは快理ちゃんかもしれない。

「二人が謝ることじゃないよ。声かけてくれて、ありがとう。本当に嬉しかったよ」

心から思っているお礼を言うと、二人は黙ってしまった。

「? 露季ちゃん? 快理ちゃん?」

「……はっ! ごめん、やっぱり水都ちゃんって天使だわ……」

「異論はない。あともう一つ訊きたいんだけど――」

「なに?」

露季ちゃん今なんて言った? てん? わたし、天だったの? 神様に敵対しろということじゃないよね?

「「コガサクと付き合ってるの?」」

「………へ?」

露季ちゃんと快理ちゃんの声が揃って、わたしは間の抜けた返事をしてしまった。

< 60 / 217 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop