神様からのプレゼント
「な。好きな子には笑っててほしいねん。」
「・・・・・・・好きな子?」
「・・・・・好きな子。」

ヒロが優しい顔であたしを見る。
ヒロの唇があたしの唇にやさしく触れる。

「約束やで。笑っててな?」
「・・・・・・・・・ヒロ・・・?」
赤い夕陽がゆっくりと沈みかけて、それと同時にヒロの体が透け始めた。

「ヒロ・・・ヒロ・・・体が・・・。」
「タイムリミット。」

あたしの目から大粒の涙がこぼれる。
ヒロが微笑んで消えかけの体であたしを包んだ。

「もっと話したかったッ・・・・ヒロ・・・あたし・・・・ヒロと出会えて幸せだったっ・・・」
「俺も。好きやで・・・ほんまに好き。」
「あたしも好き・・・。」

もう一度唇が重なった瞬間、すっとヒロはいなくなってしまった。
あたしのだいすきな人は天国にいってしまった。
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