神様からのプレゼント
それからのあたしは、泣くことを辞めて前を向くようにした。
ヒロにがっかりされないように。常に笑顔で・・・。

写真をみても、ヒロの誕生日になっても。
前は辛かったのに、あの日のおかげで泣くのを辞めることが出来た。

2年後…
「Panthera tigrisのコンサート?」
「そーそー!ヒロが生きてたら30歳だったってお祝いコンサート。チケット手に入れたんだよねー!」

部屋にいる時にリカから電話がかかってきた。

「・・・誕生日か・・・。」

ふと目をやると、壁に飾っていたポスターのヒロと目が合った。

「どーする?まだ辛いならほかの人誘うけど・・・」
「・・・ううん、行くよ。ちゃんと祝ってあげたいんだ・・・。」

胸にあるネックレスに手を当てた。
ヒロは確かに2年前のあの日あたしの前にいた。
夢だと思ってたけど、ネックレスは消えずにあった。
好きな子には笑ってて欲しいって言ってた。
だからあたしは泣くことをやめた。
大好きなヒロに笑ってて欲しいから。
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