0.01秒のうち0.001%光る

時が止まる

 「ふっ...」


不気味な声が...間違いない。明莉ちゃんだ...

 「あなた達私に何の用?」


まだ優乃は気づいていない。

このクラス中。いや,この世界から時間が消えたことに。

意味が分からないまま優乃は明莉の質問の答えを導きだした。

 「あっ...明莉ちゃん...明莉ちゃんって
  時をかける少女だったりして...」


優乃は少し怖くて笑いをとろうとなのか

緊張をほぐそうとしたのか分からないまま

自然に言葉が出た。

 「えっ。優乃ちゃん...だっけ?」
< 3 / 10 >

この作品をシェア

pagetop