本日、総支配人に所有されました。~甘い毒牙からは逃げられない~
「一颯さんって音楽とかかけないんですか?」
「あー、…うん。かけない訳じゃないけど…恵里奈が好きな曲かけていいよ」
車のサイドポケットに入れられていたスマホをポイッと私の太ももの上に投げて、スマホのアプリミュージックから探してと言われた。
好きな曲と言われましても…悩む。
「一颯さんは好きなバンドとか居ます?」
「流行りの曲は知らない。聞いてる暇ないし…。恵里奈とは5つは歳が離れているんだから趣味も合わないかもしれないし…」
「5つなんて大して離れてないと思いますけど?」
「そう?5つも離れてれば、少しはギャップを感じるものだろう」
一颯さんは察するに趣味が合わないかも?と気にして、曲を流さなかったのかもしれない。私は一颯さんに言われた通りに操作して、スマホアプリから曲を流した。
「恵里奈、このバンド好きなの?」
「はい、CMで聞いてから好きになりました」
「……実は俺も好き。恵里奈の好みが分からなかったから、かけなかっただけでダウンロードした曲とかカーナビの中のSDに入ってるよ」
「そっち、かけましょ」
一颯さん、隠していただけで今時のバンドを知ってたじゃない。
「あー、…うん。かけない訳じゃないけど…恵里奈が好きな曲かけていいよ」
車のサイドポケットに入れられていたスマホをポイッと私の太ももの上に投げて、スマホのアプリミュージックから探してと言われた。
好きな曲と言われましても…悩む。
「一颯さんは好きなバンドとか居ます?」
「流行りの曲は知らない。聞いてる暇ないし…。恵里奈とは5つは歳が離れているんだから趣味も合わないかもしれないし…」
「5つなんて大して離れてないと思いますけど?」
「そう?5つも離れてれば、少しはギャップを感じるものだろう」
一颯さんは察するに趣味が合わないかも?と気にして、曲を流さなかったのかもしれない。私は一颯さんに言われた通りに操作して、スマホアプリから曲を流した。
「恵里奈、このバンド好きなの?」
「はい、CMで聞いてから好きになりました」
「……実は俺も好き。恵里奈の好みが分からなかったから、かけなかっただけでダウンロードした曲とかカーナビの中のSDに入ってるよ」
「そっち、かけましょ」
一颯さん、隠していただけで今時のバンドを知ってたじゃない。