強引な副社長の婚前指南~偽りの極甘同居が始まります~
「でもまだGOが出たわけじゃない。まずは梅岡が推してる名古屋のチョコレート専門店に行って、コラボの許可を取ってこい」

「え? なんで私が名古屋の店を推してるって……」

「この企画書を見れば誰でもわかる。ですよね、相羽部長」
 
宮下部長が問いかけると、相羽部長は企画書を一枚めくった。そのページには、私のチョコレートへの想いがいっぱい詰まっている。恥ずかしいけれど、私の本気の想いだ。

「これが、副社長の気持ちを動かしたんでしょうね。きっと良い商品ができると思います。梅岡さん、頑張ってきてください」

「は、はい」

相羽部長の言葉は素直に嬉しいけれど、どうしてここで八雲さんのことが出てくるの? 何か関係があるというのだろうか……。

ふと出た疑問に頭をフル回転させるも、何も浮かんでこない。まあいいかとため息をついた私に、宮下部長がとんでもないことを口走る。


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