強引な副社長の婚前指南~偽りの極甘同居が始まります~
会社からマンションまでは、それほど遠くはない。会社近くのバスターミナルから乗り換えなしの一本。

終点のひとつ手前のバス停で下りれば、真ん前が八雲さんと暮らすタワーマンションという好立地。すぐ近くにスーパーなどの商業施設もいくつかあって、とても助かっている。

バスから降りるとスーパーに寄って夕飯の食材を買い、マンションへと急ぐ。とは言っても、八雲さんの帰りは遅いから急ぐ必要はない。でも何故か毎日、そそくさとマンションへ帰ってしまう。
 
よく仕事帰りに食事に行っていた友達からは「最近付き合いが悪い」と言われるけれど、真っ直ぐ帰るのはもう日課のようなもの。

夕飯を作ってお風呂に入り、ゆっくり八雲さんの帰りを待つ。このルーティンが崩れるのは、気持ち的にあまり気分がよくない。
 
今晩のメニューは、ハッシュドビーフに海老のマリネ、サラダと野菜スープの四品。八雲さんの身体のことを考えて、バランスよく野菜を多く摂り入れている。


< 137 / 230 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop