強引な副社長の婚前指南~偽りの極甘同居が始まります~
「そ、それならよかったです。さ、さあ、どれがいいかなぁ……」
八雲さんから少し離れて、アクセサリーを物色。でも八雲さんの視線が気になって、全然集中できない。それでもひとつだけ、薄いピンク色のハートの形をした石がついたネックレスが目に止まり、それを手に取った。
「そういうのが好きなのか?」
不意に八雲さんが私の視界に入ってきて、思わずのけぞる。慌ててアクセサリーを元の棚に戻すと、店を飛び出した。
「芳奈、急にどうした?」
私の後を追ってきた八雲さんは、当たり前のように私の手を握った。得も言われぬ緊張が繋がっている手から伝わり、何も答えられなくなってしまう。
「っとに芳奈は、おかしな奴だよな。ちょっとここに座って待ってて。トイレ行ってくる」
八雲さんは私をベンチに座らせ、通路の奥へとかけていく。彼の姿が見えなくなると、ほっと息をついた。
八雲さんから少し離れて、アクセサリーを物色。でも八雲さんの視線が気になって、全然集中できない。それでもひとつだけ、薄いピンク色のハートの形をした石がついたネックレスが目に止まり、それを手に取った。
「そういうのが好きなのか?」
不意に八雲さんが私の視界に入ってきて、思わずのけぞる。慌ててアクセサリーを元の棚に戻すと、店を飛び出した。
「芳奈、急にどうした?」
私の後を追ってきた八雲さんは、当たり前のように私の手を握った。得も言われぬ緊張が繋がっている手から伝わり、何も答えられなくなってしまう。
「っとに芳奈は、おかしな奴だよな。ちょっとここに座って待ってて。トイレ行ってくる」
八雲さんは私をベンチに座らせ、通路の奥へとかけていく。彼の姿が見えなくなると、ほっと息をついた。