どんなきみもだいすき


 『…ありがとう、寛貴』

 俺は、お礼を言った。


 『別に…お前は俺の友達だから当然だろ』

 寛貴は、照れ臭そうにそう言った。


 『俺さ…見たことあったんだ』

 『何をだよ』

 『みいが小学生1年生の時にさ……』



 ――――……

 ――…

 ―…
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