どんなきみもだいすき

 わたしの家族も、会釈をした。

 『さっきあなたに、大がぶつかったのよね…ごめんなさいね』

 大とは…彼の名前なのかな。

 彼のお母さんが、わたしに謝ってきた。


 『ごめんなさい、わたしもぼーっとしていてぶつかってしまって…』

 わたしは、申し訳なさそうに話した。

 『怪我はない?』

 『はいっ…大丈夫です』

 『そう、良かった』


 彼のお母さんは、優しい笑顔を見せた。

 綺麗な人…。

 みいのお母さんとは正反対の美人という言葉が当てはまるような人。
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