どんなきみもだいすき

 『みいちゃん』

 呼ばれた方へ向く。

 『お母さん』

 わたしの家族が、隣に来ていた。


 『ねえ、あんた先生の話し聞いてなかったでしょ。メールちゃんと読んだ?』

 奏多は、みいの頬っぺたを軽く摘んだ。

 『痛いよ…お兄ちゃん』

 奏多は、ふっと笑った。


 そういえば……と、思い出したかのように後から付け加えて

 『さっきぶつかった子、同じクラスなんだね』

 『え? あら、そうなの?』

 お母さんは、お兄ちゃんに問い掛ける。

 『うん。それに隣の席』

 お兄ちゃんの言葉に、お母さんやお父さんが隣に座っている彼を見る。


 すると…彼と彼の家族は、みいとみいの家族に軽く、会釈をした――…
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