偽りのキス

「乙、ごめん…
また泣かせた

オレ、乙が、ちゃんと好きだよ…

乙にキスしたくてしてる

乙、ごめん…
もぉ、オレのこと、好きになれない?」



え…



信じられない言葉が
私の耳から入ってきた




「蒼汰…私、ずっと好きだったよ…
どぉしても、嫌いになれなかったよ…

蒼汰のこと…

ずっと、好きでいて…ごめんなさい…」



その瞬間
蒼汰に強く抱きしめられた




「乙、ずっと好きでいてくれて…ありがと

オレも好きだよ…乙…」




ーーーーー




やっと蒼汰と気持ちが通じた




蒼汰が私を私として見てくれてる




初めて蒼汰のホントの温もりを感じた






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