俺様社長と<期間限定>婚前同居~極上御曹司から溺愛を頂戴しました~
 貴士さんは私を後ろから抱きしめながら、うなじにちゅっとキスを落とす。
 その唇の感触にかすかな痺れが走り、肩が飛び跳ねた。

 一体、昨日のやり取りは、どこまでが現実でどこからが夢だったんだろう!

「ま、待ってください……。貴士さんはいつ帰ってきたんですかっ?」

 私は体をひねって、貴士さんの顔を見る。

「昨日の夜に帰ってきた。居間でうたた寝をしている綾花を見つけて、こんなところで寝ていたら風邪ひくぞって肩を叩いたのを覚えてないか?」

 貴士さんの言葉を聞いて心の中で悲鳴を上げる。

 なにそれ。夢だと思っていたこと全部、現実じゃない……!

 昨日の自分の言動を思い返すと、ものすごい羞恥心が襲ってきた。

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