俺様社長と<期間限定>婚前同居~極上御曹司から溺愛を頂戴しました~
「あぁ。気持ちいいことしかしないから、素直に感じてろ」

 熱っぽい視線と声にぞくぞくして、体の中心がとろりととけていくような気がした。





 

 私はキッチンで頬を膨らませながら夕食の支度をしていた。


「怒ってるのか?」

 冷蔵庫に背を持たれ私を観察する貴士さんに問われ、無言で首を縦に振る。

「あんなに気持ちよさそうにしてたのに?」

 貴士さんが言うと同時に、がちゃんと大きな音が響いた。
 動揺しすぎた私がお玉を落としたのだ。

「そういうこと、さらっと言わないでください!」

 ソファの上で貴士さんにされたことを思い出し、頬が発火しそうなほど熱くなる。

「私は、ダメだって言ったのに……」

 抵抗したけれど、貴士さんの甘いキスでなだめられているうちに、体のあちこちに触られ、いろいろされてしまった。

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