俺様社長と<期間限定>婚前同居~極上御曹司から溺愛を頂戴しました~
 貴士さんに触れられると、どんどん理性が崩れていく。
 そのすきに貴士さんの指が下着の中にもぐった。

 指先が敏感な頂を一瞬かすめ、「あ……っ」と甘い声がもれた。

 その声を聞いて貴士さんは笑みを深くする。こちらを見据える瞳が熱を帯びる。
 その色気に、私の体の中心はとろけてしまいそうなほど熱くなった。

「綾花。抱いていいか?」

 貴士さんは熱っぽい吐息とともにささやく。

「だ、抱くって……っ」
「一か月後に綾花を抱くって約束していただろ?」

 私が悲鳴に近い声を上げると、貴士さんがいたずらっぽく微笑んだ。

 たしかに言っていたけれど、心の準備が……!

 なんとか時間をかせごうと、私は必死に言い訳を探す。

「ま、まだ明るいですし!」
「一ヶ月もお預けしてたのに、さらに夜まで待てって? さすがに理性が持たない」

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