俺様社長と<期間限定>婚前同居~極上御曹司から溺愛を頂戴しました~
「愛してるよ、綾花」
「……私もです」

 照れくさくてうつむきながら答えると、畳の上に押し倒された。

 貴士さんの手が背中に回り、下着のホックを外される。
 そして、ニットと一緒にめくりあげられ、羞恥心で頬が熱くなった。

 彼の真剣な視線が私の体に向けられていた。
 それだけで、心臓が爆発してしまいそうになる。

 恥ずかしくて腕で胸を隠そうとすると、手首を掴まれた。
 そのまま両手をひとまとめにして畳の上に押し付けられ、自由を奪われる。

「た、貴士さん。はずかしいから、見ないで……」

 男の人に胸を見られるのははじめてだ。
 しかもこんな明るい部屋で。

 私はどうしていいのかわからなくなる。

 涙声で懇願すると、貴士さんの視線が熱を帯びていく。

「ずっと我慢し続けて、ようやく綾花を俺のものにできるんだ。じっくり見たい」
「我慢って……」
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