Last note〜バタフライ編

ー「水龍の滝」ー

ーーーーーー
4人は、三澄さん達の別荘がある、
川のふもとにトラックを停めた。

烏丸「えぇー歩くん?もうちょい行けるやろ?」

青山「昨日は田辺さんに止められたんだ。この辺りに置く方が都合が良い。」

矢崎「確かにー。あげはちゃん、今日は私と手を繋ごうか!」

にこっと笑い、あげはは矢崎さんの手を握った。

そして、田辺さんの別荘をそっと通過し、散策コース看板前までたどり着いた。

烏丸「矢崎さん、滝はどっちや?」

矢崎「散策コースのちょっと登っていく途中に、通り抜ける道があるみたい。」

登っていくと、確かに道がある。

あげは「……澄んだ水の匂いがするよ。」

目を閉じて、自然の匂いから感じ取る。

あげは「こっち!」

矢崎「わっ!走ったら危ないって!」

あげはの足取りは早く、
着いていくと、滝の音がしてきた。

青山「近いな………!!」

そして、、、。

4人の目の前に、8メートルほどある、
滝が現れた……。

水が激しく流れ、やがてそれらは泉を作っている。
川の道ができ、下の方へと続いてるようだ。

まるで、修行僧が滝うちをするかのような、強く、逞しい滝だった……。


青山「ここが…水龍の滝…っ!」

あげは「……!」
< 79 / 165 >

この作品をシェア

pagetop