無気力な高瀬くんの本気の愛が重すぎる。

ほんとだよ?

もっとくっつきたいのは、わたしも一緒。

「こら、軽々しくそういうコト言っちゃだめ。俺、ほんと手加減しないよ?」

「うっ……う、ん」

「はぁ……たまちゃん意味わかってないでしょ?」

「わかってるよ……?」

「ほんとに? ほんとにわかってんの? 俺になにされるか」

体を離して、真剣な表情で目を見つめてこられた。

熱っぽく湿った高瀬の瞳。

「わ、わかってるよ。キスとか、そういうコト……でしょ?」

恥ずかしい気持ちでいっぱいになっていく。

「あーもう。やばい……っ」

頭を掻いて、なにかを堪えるような表情。

高瀬はバツが悪そうに視線をちょっと宙に彷徨わせてから、なにかを思い出したかのように手をダウンのポケットへ。

「はいこれ、今すぐつけて」

「へ?」

ポケットから出した小さな四角い箱をわたしに差し出す高瀬。

まさか、これって……。

「一応雑誌見て選んだから、まちがいはないと思うけど。クリスマスプレゼントだよ」

クリスマス、プレゼント……!

まさか、用意してくれてるなんて!

「あ、ありがとう……!」

すごく嬉しい。

それに誤解も解けて、ほんとによかった。

「わぁ、指輪だ」

中央に小さなハートがついたかわいくてキュートな指輪。

リングの部分がシルバーとピンクゴールドの層になっていて、そこがまたおしゃれ。

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