エリート外科医の滴る愛妻欲~旦那様は今夜も愛を注ぎたい~
「身重の女性に手を上げるなんて、父親であっても許されません。危害を加えるなら、警察沙汰にしますよ」
透佳くんは、聞いたこともないほど冷え冷えとした声で教授を威圧する。
警察沙汰という言葉に恐怖を感じたのだろう、教授は渋々、美沙さんから距離をとった。
美沙さんはまだ、私の腕の中でガクガクと震えている。
かわいそうに。ずっと父親に怯えて生きてきたのだろうか。
透佳くんは、美沙さんに背を向けたまま静かに切り出した。
「美沙。君の恋人というのは、山下先生のことだろう」
美沙さんが、ガバッと顔を跳ね上げる。
「知っていたんですか……!?」
「あの日、君とホテルに残ったのは、山下先生だったじゃないか」
ちらりとこちらに視線を流して、緩く微笑む。
美沙さんは小さく息をつき、お腹に視線を落とした。
「でも、私、妊娠のこと、山下先生にも言ってなくて」
「彼なら、結婚したい人がいるからと、必死にプロポーズの練習をしていたよ。当直中にさんざん付き合わされて、うんざりした」
美沙さんが再び顔を跳ね上げる。
その表情は、お父さまに怯えて絶望していたときとは打って変わって、希望に満ち溢れていた。
透佳くんは、聞いたこともないほど冷え冷えとした声で教授を威圧する。
警察沙汰という言葉に恐怖を感じたのだろう、教授は渋々、美沙さんから距離をとった。
美沙さんはまだ、私の腕の中でガクガクと震えている。
かわいそうに。ずっと父親に怯えて生きてきたのだろうか。
透佳くんは、美沙さんに背を向けたまま静かに切り出した。
「美沙。君の恋人というのは、山下先生のことだろう」
美沙さんが、ガバッと顔を跳ね上げる。
「知っていたんですか……!?」
「あの日、君とホテルに残ったのは、山下先生だったじゃないか」
ちらりとこちらに視線を流して、緩く微笑む。
美沙さんは小さく息をつき、お腹に視線を落とした。
「でも、私、妊娠のこと、山下先生にも言ってなくて」
「彼なら、結婚したい人がいるからと、必死にプロポーズの練習をしていたよ。当直中にさんざん付き合わされて、うんざりした」
美沙さんが再び顔を跳ね上げる。
その表情は、お父さまに怯えて絶望していたときとは打って変わって、希望に満ち溢れていた。