エリート外科医の滴る愛妻欲~旦那様は今夜も愛を注ぎたい~
どうやら、今日一番の目的は、私を新居へ案内することらしい。彼は勝手に新居の説明を始めた。

高層マンションで、住人専用のジムやプールがあって、二十四時間対応のコンシェルジュつき。レストランもあるからデリバリーも簡単。私、そんな豪華な場所に住むの……?

唖然としている間に車が目的地へ到着。天高くそびえ立つ立派な高層マンションだ。

入ると大きなロビーがあり、脇にカフェレストランが併設されていた。

奥にコンシェルジュつきのフロント、そのさらに奥にエレベーターが四台並んでいる。

「お帰りなさいませ」

コンシェルジュの女性ふたりが揃って頭を下げた。

「ただいま。いつもご苦労さま」

透佳くんが微笑をたたえ挨拶すると、コンシェルジュのふたりはほうっと惚けた。

綺麗な顔をしているから、さぞモテるだろうなぁと予測してはいたのだけれど、モテっぷりを実感させられた瞬間だった。

「部屋は三十五階だ。あっちのエレベーターは低層階用だから注意しろよ」

エレベーターは高速静音、私のマンションのエレベーターとは乗り心地が全然違った。三十五階もあっという間だ。
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