エリート外科医の滴る愛妻欲~旦那様は今夜も愛を注ぎたい~
彼は私の手をとり、リビングの外に向かう。手前にある部屋のドアに手をかけた。
「ここは寝室。すぐにでも泊まれるように、ベッドだけは置いてもらった」
ドアを開けると、部屋の中央にキングサイズのベッドが置かれていた。
それから、ヘッドボードとルームランプ。壁にはモダンなアートが飾られていて、存在感を放っている。
「この絵は……ひまわり?」
白いキャンバスに黒いラインでひまわりが描かれており、イエローとブラウンでシンプルに色付けされていた。
どちらかというと抽象画に違いが、そのモチーフがひまわりであることだけははっきりとわかった。
透佳くんは「ああ」と頷き、誇らしげにその絵に向かい合う。
「家具はデザイナーに任せたが、この絵だけは自分で選んで買いつけた。結構気に入っているんだ」
「……もしかして、私がひまわり好きだから?」
「彩葉の好きなものが、ひまわりしかわからなかった。もう十年以上も離れていたから。……バカのひとつ覚えだな」
苦笑しながら彼は言う。その姿は、いつもの完璧な透佳くんとは少し違って見えた。
絵といい、振り袖といい、私が好きなひまわりをひたすら集める彼の姿は、心優しく、どこか不器用にすら思える。
「ここは寝室。すぐにでも泊まれるように、ベッドだけは置いてもらった」
ドアを開けると、部屋の中央にキングサイズのベッドが置かれていた。
それから、ヘッドボードとルームランプ。壁にはモダンなアートが飾られていて、存在感を放っている。
「この絵は……ひまわり?」
白いキャンバスに黒いラインでひまわりが描かれており、イエローとブラウンでシンプルに色付けされていた。
どちらかというと抽象画に違いが、そのモチーフがひまわりであることだけははっきりとわかった。
透佳くんは「ああ」と頷き、誇らしげにその絵に向かい合う。
「家具はデザイナーに任せたが、この絵だけは自分で選んで買いつけた。結構気に入っているんだ」
「……もしかして、私がひまわり好きだから?」
「彩葉の好きなものが、ひまわりしかわからなかった。もう十年以上も離れていたから。……バカのひとつ覚えだな」
苦笑しながら彼は言う。その姿は、いつもの完璧な透佳くんとは少し違って見えた。
絵といい、振り袖といい、私が好きなひまわりをひたすら集める彼の姿は、心優しく、どこか不器用にすら思える。