みずあめびより
手を繋いで川沿いの道を歩いていると、前方のベンチに赤ちゃん連れの男女がいる。親子でお揃いの甚平を着ていて、写真を撮っているようだ。
微笑ましく見つめていると聞き覚えのあるセリフが聞こえてきた。
「はい、チーズダッカルビ!!」
「「!?!?!?」」
衣緒と鈴太郎は顔を見合わせ、よくよくその親子を見てみる。男女とも髪色が暗くなり、女性は薄化粧になっていたが、昨年の祭りの日に写真を撮りあったカップルだった。
「俺達のことは覚えてないだろうな・・・。」
鈴太郎がつぶやいた直後、男性が手を振りながら駆け寄って来た。
「また会ったっすね~!!もしかしたらまた会えるかもって嫁と話してたんす!俺達子供出来て結婚したんすよー。」
「そうなんですね。おめでとうございます!」
「おめでとう。実は俺達も今日入籍してきたところなんだ。」
衣緒が嬉しそうに祝いを述べ、鈴太郎が報告をすると、男性は驚いた表情になった。
「え?まだしてなかったんすか!?まじか!!去年会った時夫婦だとばかり思ってたわ~。」
「パパ~ちょっと。」
女性が呼ぶ声がする。
「はいは~い。」
「授乳ケープ、パパのバッグだよね?・・・あー、わーひさしぶりー!」
女性は男性の後についてきた二人を認めるとくしゃくしゃの笑顔になる。
「わぁ、赤ちゃん、かわいい。」
衣緒もそれに負けないくらい笑顔になる。
「お腹すいちゃったよなー。」
男性も笑顔で赤ちゃんに話しかける。
微笑ましく見つめていると聞き覚えのあるセリフが聞こえてきた。
「はい、チーズダッカルビ!!」
「「!?!?!?」」
衣緒と鈴太郎は顔を見合わせ、よくよくその親子を見てみる。男女とも髪色が暗くなり、女性は薄化粧になっていたが、昨年の祭りの日に写真を撮りあったカップルだった。
「俺達のことは覚えてないだろうな・・・。」
鈴太郎がつぶやいた直後、男性が手を振りながら駆け寄って来た。
「また会ったっすね~!!もしかしたらまた会えるかもって嫁と話してたんす!俺達子供出来て結婚したんすよー。」
「そうなんですね。おめでとうございます!」
「おめでとう。実は俺達も今日入籍してきたところなんだ。」
衣緒が嬉しそうに祝いを述べ、鈴太郎が報告をすると、男性は驚いた表情になった。
「え?まだしてなかったんすか!?まじか!!去年会った時夫婦だとばかり思ってたわ~。」
「パパ~ちょっと。」
女性が呼ぶ声がする。
「はいは~い。」
「授乳ケープ、パパのバッグだよね?・・・あー、わーひさしぶりー!」
女性は男性の後についてきた二人を認めるとくしゃくしゃの笑顔になる。
「わぁ、赤ちゃん、かわいい。」
衣緒もそれに負けないくらい笑顔になる。
「お腹すいちゃったよなー。」
男性も笑顔で赤ちゃんに話しかける。