竜王様、ごはんの時間です!~グータラOLが転生したら、最強料理人!?~
私の気持ちが伝わったのか、女王様はまたにっこり微笑みました。
「あなたの料理って独特じゃない?」
「そうですか?」
「ええ。あまり味わったことのない、だけどなんだかクセになる、そんな料理なの」
「ちょっと自分ではわかりませんが」
たしかに、料理長とかにも『お前の料理は変わってるな。どこで習った?』と言われたことがありましたね。どこで習ったって……う~ん、適当に『これおいしい』って思ったものを作っているんで、自分ではよくわかんないんだけどなぁ。
「それで竜王を懐柔してきてほしいの」
「ええ……」
なんて無茶振り。私の料理で敵国の王様を懐柔するのも途方もないことだけど、そもそもどうやって竜王国のお城に潜入するというんですか。無謀すぎます。
でも女王様の命令は絶対。
わぁ……どうしよう……断りたい。
「私には荷が重すぎます。もっとほかに適任者が……」
断りを入れようとしたのに。
「あなたの料理って独特じゃない?」
「そうですか?」
「ええ。あまり味わったことのない、だけどなんだかクセになる、そんな料理なの」
「ちょっと自分ではわかりませんが」
たしかに、料理長とかにも『お前の料理は変わってるな。どこで習った?』と言われたことがありましたね。どこで習ったって……う~ん、適当に『これおいしい』って思ったものを作っているんで、自分ではよくわかんないんだけどなぁ。
「それで竜王を懐柔してきてほしいの」
「ええ……」
なんて無茶振り。私の料理で敵国の王様を懐柔するのも途方もないことだけど、そもそもどうやって竜王国のお城に潜入するというんですか。無謀すぎます。
でも女王様の命令は絶対。
わぁ……どうしよう……断りたい。
「私には荷が重すぎます。もっとほかに適任者が……」
断りを入れようとしたのに。