竜王様、ごはんの時間です!~グータラOLが転生したら、最強料理人!?~
「ほんとあの男むかつく。せっかくこの私が『結婚してあげてもいいわよ』って言ってるのに、毎度毎度素っ気なくフるなんて! ちょっと顔がいいからって調子に乗ってるんじゃないわよ」
女王様が竜王国を執拗に敵視するのって、フられたから!? 私怨じゃん。思いっきり個人的な恨みじゃん。
「まあ、それはともかく。いい? これからあなたを竜王城に送るわ。そして時がきたら、我らを竜王国に案内するのよ。わかった? 合図は花火。花火の音で、あなたはすべてを思い出すわ。そしてこの発煙筒で、私たちにお返事してね。期待しているわよ」
女王様の言葉で、私は暗示にかかったようです。
***
女王様の楽しそうな声と、テーブルに置いてあった発煙筒を私のスカートのポケットにすべり込ませたのを見たのが、最後でした。
そして意識の奥深くに刻まれた『合図の花火で記憶を取り戻す』以外、すっぽり記憶をなくしました。
女王様が竜王国を執拗に敵視するのって、フられたから!? 私怨じゃん。思いっきり個人的な恨みじゃん。
「まあ、それはともかく。いい? これからあなたを竜王城に送るわ。そして時がきたら、我らを竜王国に案内するのよ。わかった? 合図は花火。花火の音で、あなたはすべてを思い出すわ。そしてこの発煙筒で、私たちにお返事してね。期待しているわよ」
女王様の言葉で、私は暗示にかかったようです。
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女王様の楽しそうな声と、テーブルに置いてあった発煙筒を私のスカートのポケットにすべり込ませたのを見たのが、最後でした。
そして意識の奥深くに刻まれた『合図の花火で記憶を取り戻す』以外、すっぽり記憶をなくしました。