最高ランクの御曹司との甘い生活にすっかりハマってます
サイズは……嘘、ピッタリだ。


最近、ダイエットもしてなかったから心配になったけど、良かった……何とか着れた。


腕も、胸元も、少し露出してるけど大丈夫かな?


自分では似合ってないと思うし、こんなの着たことないからすごく恥ずかしい。


タイトだからか、かなり大人っぽい印象を与えるドレス。


本当なら、もっとナイスバディの人が着るべきだよね。


私のドレス姿を見たら、期待外れだってガッカリさせてしまうかも知れない。


私は着替えを終え、ドアを開け、勇気を出して絢斗の前に出ていった。


――緊張の瞬間。


絢斗は、少し離れたところから、腕組みしながらこっちを見た。


そして、私にゆっくりと近づいて、


「とても綺麗だ……素晴らしい。本当に良く似合っている」


と、甘い声で微笑みながら言ってくれた。


その、女性をドキドキさせる最上級の褒め言葉は本物なの?


それとも……偽物?
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