最高ランクの御曹司との甘い生活にすっかりハマってます

「いえ！　そんなことはありません。淡いピンクがとっても綺麗で……すごく素敵です。でも、私にはこのドレスをいただく理由がありません。こんな素敵な旅行に連れてきてもらってるだけでも有難いのに、これ以上は……申し訳ないです」


「申し訳ないなんて思う必要は一切ない。俺がしたいと思ってしてるだけだ。でも……ドレスのことは内緒にしていてすまない。言えば、一花は遠慮してしまうだろうから。頼む……着て見せてくれないか」


絢斗の優しい眼差し。


「本当に……いいんでしょうか？　それに、似合う自信もありません」


「必ず似合う。俺が保証する」


ここまで言ってくれたから……


私は、絢斗の好意を有難く受けることにした。


必ず似合うなんて、恥ずかしい。


本当、ここまでして私を元気にしようと頑張ってくれる絢斗。


何もかもが嬉しくて……


感謝で胸がいっぱいになった。


私は、絢斗からそのドレスを受け取り、隣の部屋に入って着替えをした。