イケメン男子と疑似恋愛⁉︎
漫画を読み漁っている私からすれば、きゅんきゅんエピソードとかたーくさんあるわけで、一つに絞れない…っ!
うう〜、どうしよう!
「いくつかあるならそれ言ってみてよ」
「いいんですか! …──って、どうしてたくさんあるって気づいたんですか!?」
驚いて三浦くんを見ると、とんでもない言葉を投げかけられた。
「日坂さんの顔がぱあっと明るくなったり難しそうになったりしてたから、たくさんあるのかなーって思って」
──えっ!!
「当たってたみたいだね」と付け足した三浦くんの言葉よりも、百面相を見られたことの方がはるかに恥ずかしくて、両手で頬を覆う私。
…もうっ、私ってば三浦くんに失態ばかり見られてる!
恥ずかしさのあまりしばらく三浦くんの方を向けないと思っていると、「まあ、でも…」と隣から声がする。
「俺は今の日坂さんの方が親近感あるけどね」