医者の彼女
家族の居ない私には入院代なんて払えるはずもない。
大学費用だって奨学金とバイトでギリギリなのに。
入院してバイトに入れなくなるのも困る。
それに何かあって父親に知られる事も避けたい。
同じ医者なら話が耳に入らないとも限らない。
そんな私の気持ちを知ってか知らずか。
和弥さんはしばらく考え…
和弥「わかった。とりあえず今は点滴で
様子をみよう。後のことはちょっと考える。」
と言ってくれた。
…点滴はされるのか。
和弥「その前に採血な。そのまま寝てていいから。」
腕に駆血帯を巻かれるのと同時に身体が強張る。
和弥「そんなに力入れんなって。余計痛くなるぞ。」
「でも…」
採血なんてほぼほぼ初めてなんだもん。
和弥「大丈夫だから。手、軽く握ってて。」
すぐに針が刺される。
「いっ…」
和弥「力抜いていいぞ」
しばらくすると針が抜かれた。
和弥「次、点滴な」
そう言って私の左腕を持ち、血管を探す和弥さん。
和弥「血管ねぇな…」
軽く叩いたりして探すけど、腕には点滴を
刺せるだけの血管がみつからなかったようで。
これは点滴しなくていいパターン⁇
と淡い期待をよせるが。
和弥「…甲でいっか。」
そう言って手の甲を触りだす。
「えっ!待って‼︎こ、ここに針さす…んですか⁇」
和弥「普通の事だ。心配しなくていい」
いや、でも信じられないし、絶対に痛いってことは
容易に想像がつく。
そう思うと思わず手を引っ込めていた。
和弥「…」
ギロっと睨まれる。
…怖い。
大学費用だって奨学金とバイトでギリギリなのに。
入院してバイトに入れなくなるのも困る。
それに何かあって父親に知られる事も避けたい。
同じ医者なら話が耳に入らないとも限らない。
そんな私の気持ちを知ってか知らずか。
和弥さんはしばらく考え…
和弥「わかった。とりあえず今は点滴で
様子をみよう。後のことはちょっと考える。」
と言ってくれた。
…点滴はされるのか。
和弥「その前に採血な。そのまま寝てていいから。」
腕に駆血帯を巻かれるのと同時に身体が強張る。
和弥「そんなに力入れんなって。余計痛くなるぞ。」
「でも…」
採血なんてほぼほぼ初めてなんだもん。
和弥「大丈夫だから。手、軽く握ってて。」
すぐに針が刺される。
「いっ…」
和弥「力抜いていいぞ」
しばらくすると針が抜かれた。
和弥「次、点滴な」
そう言って私の左腕を持ち、血管を探す和弥さん。
和弥「血管ねぇな…」
軽く叩いたりして探すけど、腕には点滴を
刺せるだけの血管がみつからなかったようで。
これは点滴しなくていいパターン⁇
と淡い期待をよせるが。
和弥「…甲でいっか。」
そう言って手の甲を触りだす。
「えっ!待って‼︎こ、ここに針さす…んですか⁇」
和弥「普通の事だ。心配しなくていい」
いや、でも信じられないし、絶対に痛いってことは
容易に想像がつく。
そう思うと思わず手を引っ込めていた。
和弥「…」
ギロっと睨まれる。
…怖い。