医者の彼女
和弥「ハタチ過ぎてまで友達に連れて来られる
患者は初めて見たよ」
ニヤッと笑ってこっちをみる。
またこの笑顔…
和弥「とりあえず、こっち座って。診察するから。」
近くには前にも会った…おそらく和弥さんの事が
好きな看護師さん。…田中さんだったけ。
和弥「あれから、調子はどう?
バイトに明け暮れてるんじゃないだろうな?
診察すっぽかすくらいだもんな…」
「そんなことは…。咳はでるけど…大丈夫です」
…怒ってるかと思ったけど…
意外と普通で少し安心する。
和弥「発作は起きてない?」
「はい…起きてないです。」
和弥「ん。じゃ服あげて」
やだなぁ…後ろからの視線が。
和弥「…喘鳴があるな。本当に発作起きてない?」
頷く。
和弥「そっか…ちょっと怪しいから吸入だけしとこ。
あと薬、追加で出すから貰って帰って。」
「…はい。」
和弥「うん。じゃ、いいよ。田中さんお願い」
田中「はい。ではこちらで吸入行いますので…」
そう言われてついていく。
吸入器の前に座ると、薬を準備している田中さん。
チラチラとこっちをみてくる。
田中「あなた…瀧先生とどういう関係なの?」
やっぱり…
「…特には。ちょっとした知り合い…というか。」
田中「先生目当てで来てるの?」
「いえ…そういうわけでは…」
患者にこんな敵意むき出しで話すかね?
田中「まぁ…そうよね。まだ学生でしょう?
先生とあなたじゃ釣り合わないし、先生がそんな…
相手にするはずないものね。ごめんなさい。」
失礼なことめっちゃ言ってくるやん…。
モヤモヤした気持ちを抱きながらも
吸入の準備ができて、始める。
田中「終わったら、もう一度診察室へお願いします。」
こちらを見らずにそう言うと、
田中さんは診察室に戻って行った。
患者は初めて見たよ」
ニヤッと笑ってこっちをみる。
またこの笑顔…
和弥「とりあえず、こっち座って。診察するから。」
近くには前にも会った…おそらく和弥さんの事が
好きな看護師さん。…田中さんだったけ。
和弥「あれから、調子はどう?
バイトに明け暮れてるんじゃないだろうな?
診察すっぽかすくらいだもんな…」
「そんなことは…。咳はでるけど…大丈夫です」
…怒ってるかと思ったけど…
意外と普通で少し安心する。
和弥「発作は起きてない?」
「はい…起きてないです。」
和弥「ん。じゃ服あげて」
やだなぁ…後ろからの視線が。
和弥「…喘鳴があるな。本当に発作起きてない?」
頷く。
和弥「そっか…ちょっと怪しいから吸入だけしとこ。
あと薬、追加で出すから貰って帰って。」
「…はい。」
和弥「うん。じゃ、いいよ。田中さんお願い」
田中「はい。ではこちらで吸入行いますので…」
そう言われてついていく。
吸入器の前に座ると、薬を準備している田中さん。
チラチラとこっちをみてくる。
田中「あなた…瀧先生とどういう関係なの?」
やっぱり…
「…特には。ちょっとした知り合い…というか。」
田中「先生目当てで来てるの?」
「いえ…そういうわけでは…」
患者にこんな敵意むき出しで話すかね?
田中「まぁ…そうよね。まだ学生でしょう?
先生とあなたじゃ釣り合わないし、先生がそんな…
相手にするはずないものね。ごめんなさい。」
失礼なことめっちゃ言ってくるやん…。
モヤモヤした気持ちを抱きながらも
吸入の準備ができて、始める。
田中「終わったら、もう一度診察室へお願いします。」
こちらを見らずにそう言うと、
田中さんは診察室に戻って行った。