医者の彼女
ー病院ー

結局3人に引っ張られるように連れてこられた。

受付を済ませて、呼吸器内科のところで待つ。

やっぱ病院って嫌い…
この独特の匂いも、重々しい雰囲気も。

「はぁ…」

みさき「ため息ばっかりつかない!」

花凛「あはは、みさきお母さんみたい」

そうやって待ってると、マイク越しに名前が呼ばれる。

花凛「あき、ほら…呼ばれてるよ?いっておいで?」

「…」

この後に及んでも、まだ行きたくないと思ってしまう。

みさき「ほら、連れてってあげるから‼︎はい立って‼︎」

手を引かれて連れて行かれる。

トントン…
みさき「失礼しまーす、春川亜妃ですー」

明らかに、⁇って顔をした和弥さん。

みさき「行くのを渋ってたので、連れて来ました。
後、お願いします」

そう言って出て行こうとする。

「えっ‼︎行っちゃうの⁇」

思わずみさきを呼び止める。

みさき「子供じゃないんだから!」

その後小さい声で、頑張って♪って言って
ウィンクして出てった。

……頑張ってって言われても。

気まずい。
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