Letter from the Starry Sky ―君がくれた世界―
「母は元々病弱で、経営のことも分かりませんし、私が何とかするしかありません。それに私の弟はまだ中学生です。大学まできちんと出してやりたいので、今は絶対に会社を潰せません……」
「……はい」
「それで山場だったここ1週間まともに寝てなくて……。家族に心配かけたくないので出来れば病院に行きたく無いんです」
彼女はへらっと笑う。
「1週間、ですか。食事はきちんとしてます?」
「あ……たまに忘れてしまって」
あ、これはほとんど食べてないな。
彼女の反応を見て直感する。
「何してるんですか。そんなんじゃ倒れるのも当たり前です。取り敢えずこれは食べてください」
買っておいて良かった、と思いながらゼリータイプのバランス栄養食を差し出す。
「え……何から何まですみません」
彼女は遠慮がちに手を伸ばした。そして蓋を開けようとするが、力が入らないらしい。
「貸してください」
私は代わりに蓋を開け、また彼女に戻す。
「ありがとうございます」
それから彼女は静かにそれを食べ始め、私はまた椅子に座る。が、落ち着いて座っていられなかった。
彼女が突然泣き出したのだ。