愛する人を見つけた

15分くらいで 到着した香山さん。

私の姿を認めると 軽く 手を上げる。
 

「はじめまして。香山です。」

香山さんは 私に 笑顔を向けた後で 丁寧に 麻衣に 挨拶をした。
 
「こちらこそ。ユズの同期の 吉田です。」

麻衣も 笑顔で頭を下げる。
 

「ユズ 本当に 素敵な人だね。」

香山さんは 自然と 私の隣に腰掛ける。
 

「香山さん、夕食は?」

私達は 食事が終わって コーヒーを飲んでいた。
 
「まだなんです。俺も ここで 食べていいかな。時間 大丈夫?」

香山さんは 私と麻衣を 交互に見る。

私が頷くと、麻衣は
 

「私、そろそろ帰るよ。二人で ゆっくりしてよ。」

と立ち上がろうとする。
 
「そんな。居て下さい。俺が 割り込んだんだから。」

香山さんは 恐縮して 麻衣を止める。
 
「そうよ 麻衣。変な気を 使わないで。」

私も真剣に言う。
 
「本当にいいの?」

と麻衣は念をおす。
 

「もちろんです。会社での ユズちゃんのこと 聞きたいし。」

と優しくいう香山さん。
 
「なんか 熱いなあ。やっぱり お邪魔虫じゃない。」

と言いながら 麻衣は座り直した。
 


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