月刊ヤングMAGAZIN

トントン…



え!!!



「嵩琉!椛ちゃん!」


ババアの声と同時に

ドアが開いた



オレは椛から離れた



「えっ!!!ちょっと!嵩琉…」



「今、ローソク消したところ!
なんもねーから!
…なに?」



オレは部屋の電気をつけた



「お父さんが今帰ってきてね
さくらんぼ買ってきたから食べるかな…って
椛ちゃん、好きだもんね」



「うん、食べたい
ケーキもおいしかった!」



「アラ!ありがと!
じゃあ、さくらんぼ置いてくね〜

嵩琉!火事気をつけて!!!」




なに?

最後のオレに対しての睨み




燃やしてやる…





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