イケメン同期から全力で逃げてますが、逃げ切れる気がしません!
――そうですか? 去年と同じにしか見えませんけど、オレには。
――だってしんどいだけでしょ、クリスマスなんて。
頭のどこかで、声が響いて。
その瞬間、ガチっと身体が強張る。
いけない、流されるところだった。
あと数センチ、のところでわたしはぐっと顎を引き。
そして、もつれる舌を動かした。
「トライアル、終わりにしよ」
「……は? 今、なんて?」
「トライアル、終わりにしたいって言ったの」
彼から視線をそらして、さっさと終わらせたいとばかり、転がる様に言葉を紡ぐ。
「あと1か月も時間かけることないよ。わたしたちが合わないなんて、わかりきってる――ッ……ンン……っ!?」
見開いた視界に、彼の綺麗な顔が大きく映っていて。
キスされているんだと認識した時には、
強引に舌で唇をこじ開けられ、咥内を蹂躙されていた。
「ちょ、やっ……めっっぁ」
彼にのしかかられ、ベッドに固定されたわたしには、逃げ場もなく。
激しいキスに、瞬く間に呼吸が上がっていった。