イケメン同期から全力で逃げてますが、逃げ切れる気がしません!
どれくらいキスを続けていただろう。
いつの間にかわたしの身体はソファに押し倒され、彼が上から覆いかぶさっていて。
その手がそっと、スウェット越しに胸の膨らみへ落ち、包み込むように触れていることに気づいて、ドキリとした。
逆光でもわかる。
見上げる瞳の奥に、熾火のように欲望が揺らめいているって。
「さ、さかたくん……っ」
一気に焦りだしたわたしは、悪戯な手を剥がそうとするんだけど。
逆に拘束され、ちゅっと指先を啄まれた。
「わかってる。ここで抱いたら、カラダだけってまた誤解されそうだからな。ちゃんと約束は守る。ただ……」
吐息をつくように言葉を切り、切なげな瞳でわたしを見下ろす。
「今だけ。少しだけ、触れちゃダメか? お前がオレのこと、ちゃんと男として見てくれてるって、確かめたい」
わたしを捕らえているのは、余裕のない男の眼差し。
自分に欲情してくれてることを痛いくらい感じて、どうしようもなく胸が疼いた。
嬉しくて、幸せで、たまらなくて。
イヤだなんて、言えるはずがない。
何かに操られるように、手を伸ばしていた。
そして男らしい広い肩を辿り、首の後ろへ触れ、引き寄せ……自分からもう一度、重ねてしまったんだ。唇を。