イケメン同期から全力で逃げてますが、逃げ切れる気がしません!
「じゃあ、あのっ……せめてカーテン、を――」
「言っただろ、もう限界だって」
喉の奥で唸るように言いながら、自分のジャケットを引きちぎるように脱ぎ捨て、ついでにわたしの上着もさっと奪ってしまう。
「ででもっあ、……んんっ!」
そしてわたしの唇へ、噛みつくように口づけを落としつつ、
器用に次々と服を剥いでゆく。
スカートもストッキングも、あっけなく脱がされ……わたしは瞬く間に完全なる下着姿に。
熱っぽい視線に余すところなく炙られて、もう恥ずかしくて死にそうだ。
泣きそうになりながら真っ赤な顔をそむけ、両腕を全身に巻き付けるようにして、なんとか隠そうと試みていたら――
「……最初に謝っとく。ごめんな」
掠れた声が聞こえて、へ? と瞬いた。
「えっと……なんで坂田くんが謝るの?」
目だけをそちらへ戻せば、チュッと裸の肩に口づけが落ちる。
「今日はたぶん、理性がぶっ壊れてる。コントロールできない。暴走するかも」
トクントクントクン……
「もし、嫌悪感とか恐怖とか感じたら、殴っていいから逃げろ。無理することはない。いいな?」
襲われた時のことを、気にしてくれてるんだろう。
トラウマになってるんじゃないかって。
それだけ大事にしてくれてるってことだよね……。
彼の優しさを感じて、頬を緩めながら首を振った。