もういいや...と思ってた
結局監視があったから無理やり口に詰め込んで、3人で話していた。年齢も全員かなり違うというのに意外と話す内容が合うのか話が尽きるなんてことがなかった。先生の笑顔を今日だけで何回も見れて、さっきまで落ち込んでた私はすっかり上機嫌だった。

龍斗先生は休憩時間が終わって13:00前には仕事に戻ったけど、美羽ちゃんとはずっと話してた。まだ仲良くなって数時間なのに初めて会った気がしない、長年の友達のような雰囲気を感じる。


いつの間にか美羽ちゃんの勉強を見ることになったけど、学校行けなくて暇な時に先生や看護師さんに教えて貰っているらしくすごく進んでいた。院内学校には行ってるらしいけどやっぱり学校に行きたいらしく、私の学校の話をするとかなり楽しそうで早く良くなって学校行けるようになるといいなと思った。

結局あんまり教えることなんてないくらいにスラスラ解いてる美羽ちゃんを見ながら、私も勉強分からないところ龍斗先生に聞くのもいいかもなんて不純なこと考えてた。



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