傘を差して雨宿り
『じゃあ、陽気な話を。
うちの従妹の子が、この間、二十四時間サスペンスが好きって言ってて。
何回殺される気だって思ったんですよね』
『その話、陽気か?
っていうか、そういう話じゃなくて、お前の話はないのか』
『なんで私の話ですか?』
と打つと、返事がなくなった。
うーん、という顔で蒼羽はスマホを見ている。
ちょっと笑ってしまった。
『じゃあ、私の話なんですが、この間、友だちが職場で、まあまあって言ったのが、ノーモアに聞こえたんですよねー』
『お前の話をしてみろとは言ったが、お前の小話をしろとは言ってない』
『えーっ!?』
と反射で猫がビックリな感じのちょっと反抗的にも見えるスタンプを送ってしまった。
恐れ多くもイケメン先輩様に。
うちの従妹の子が、この間、二十四時間サスペンスが好きって言ってて。
何回殺される気だって思ったんですよね』
『その話、陽気か?
っていうか、そういう話じゃなくて、お前の話はないのか』
『なんで私の話ですか?』
と打つと、返事がなくなった。
うーん、という顔で蒼羽はスマホを見ている。
ちょっと笑ってしまった。
『じゃあ、私の話なんですが、この間、友だちが職場で、まあまあって言ったのが、ノーモアに聞こえたんですよねー』
『お前の話をしてみろとは言ったが、お前の小話をしろとは言ってない』
『えーっ!?』
と反射で猫がビックリな感じのちょっと反抗的にも見えるスタンプを送ってしまった。
恐れ多くもイケメン先輩様に。