再会した幼なじみは☓☓オタクになっていました。
「でも、明後日からGWに入るな。GW中でも、午前中だけだが図書室は開放してくれるみたいだし、教えてやれるがどうする?」

「ま、毎日早起きは難しいかも……」


黒炎くんからせっかくのお誘いなのに朝が弱いせいで断ってしまった。今、すごく勿体ないことをしてしまった気がする。


「休みモードに入ると起きれなくなる癖、なおってなかったんだな。小学生の夏休みの頃もそんな感じだったよな。って、GW中毎日学校来るつもりだったのか?」

「誰だって休日の時くらいゆっくり寝てたいよ。そ、それは……」


(黒炎くんに休みの日も毎日会えると思うと嬉しいよ)


なんて思っていたけど、恥ずかしくて言葉には出せなかった。


黒炎くんには「真面目だな」って言われたけど、それは違う。勉強はあくまでも二の次。

本当は勉強を口実にして黒炎くんに会えるのが楽しみ……って、そんな悠長に身構えていたらそれこそ赤点まっしぐらコースな気がする。


他愛もない会話をしつつ、勉強を続けた。わからないことがあれば黒炎くんに聞くという形で。

解く前から全部教えてもらっていたら自分で勉強したって言えないしね。
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