近くて遠い君へ
時が止まる‥

結花の心と一緒に──。



「‥‥結花の声‥聞こえたよ」


「‥‥ん‥。」



言う事があるでしょ‥。


結花は佳晃の顔を
ジッと見つめた。



結花の6年分の
想いを‥。



「佳晃‥結花ね‥‥」



詰まる言葉
溢れ出る涙──



「中1ん時から佳晃の事‥好きだったよ!」



結花はその場に
座り込み
涙を流した。


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