扉の向こう
「ふぁー。よく寝たぁー」
時計の時間を見ると、もう三時だった……
「みんなは授業中かぁー」
ポケットの中を探ると携帯と家の鍵が入ってあった。
「もー面倒だからサボッちゃお☆」
そして大空は裏門の抜け道を抜けて、家へ帰ろうと思ったその時…
「あーあ。サボるなんて悪い子だねー柚輝大空サン♪」
「!!!!?」
そこには、もう会うはずのない…あの"馬鹿男"だった…
「はぁー何であんたがいるの!?しかも私の名前なんか知っちゃってるし…」
「あは♪だって一緒のクラスじゃん☆名前ぐらいしってるよん♪」
「!?!!一緒の…クラス……??」
「そう一緒のクラス♪二年三組出席番号二十八番蓮魅憐でーす☆仲良くしてね柚輝大空サン♪」