桜の色は、藍色の花…
 一週間後ー。
 なぎさが、小梅になり、振袖新造として、働く日がきた。
 小梅は、ひさのの部屋に行った。
 「おはようございます。
小梅です。
失礼していいですか?」
「小梅かい?
入りな。」
「はい。」
 小梅は、部屋に入り、ひさのに一礼した。
 「姉さん、お約束通り、来ました。
どんなご用でしょう?」
「隣の部屋をご覧。」
 小梅は、言われた通り、隣の部屋を開けた。
 すると、そこには、沢山の、振袖があった。
 「姉さん…、」
「わたしからの贈り物だよ。
これを着て、頑張りな?」
「はい…。
頑張ります…。」
 小梅は、ひさのに、泣きついた。
 「小梅、いつでも、わたしを頼ればいいからね?
だから、泣くのはおよし。」
 ひさのは、小梅の頭を撫でた。
 小梅は、頂いた、着物を、新造の部屋に持って行った。
 そして、みつばに、どこに荷物を置くか、布団の場所などを教えてもらい、振袖に着替えた。
 それから、食堂に行き、みんなの前で、挨拶した。
 「今日から、振袖新造として働くことになりました、小梅です。
よろしくお願いします。」
 みんな、拍手してくれた。
 小梅は、深々と頭を下げた。  
 この一週間後、今度は、ねいろが、かやのという名で、振袖新造として、ひさのの下で働くことになった。
 かやのにも、沢山の着物を、準備してくれていた。
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