砂上の城〜秘密を抱えた少年の数奇な運命
アルベルト五世時代の偉業の多くに彼女の関与がみられる。また、国家権力を三つに分けてそれぞれに監視しあう体制を考えたのも彼女だという。アルベルト国王治世の最大の功労者であるといっても過言ではない。

しかしながら、それほどの人物であるというのに彼女の出生記録も両親の記録さえ残っていない。当時から謎とされていたらしい。

だが、彼女の出自を調べることは意味がない。彼女の功績とアルベルト五世が彼女を溺愛していた事実は詳細に記録として残されているからだ。

アルベルト国王は、いついかなる時もカレン妃と共に行動し彼女の意見を尊重した。
またカレン妃もアルベルト国王にいつも寄り添い、お互いを敬うその姿は国民に大いに支持されたという。

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