砂上の城〜秘密を抱えた少年の数奇な運命
オルディン公爵家。
数あるフォトキナ王国の貴族の中で頂点に立つ家柄である。
王家と大変親密で、オルディン家歴代当主はいずれも王国の重要ポストに就き、この国で王家に次ぐ権力を持っていた。
現在の当主で、王国の軍事大臣を務めるニックスには四人の子供がいた。
上に三人女子が続き、諦めかけていたところに産まれた第四子。
カルヴィンと名付けられたその子は、アベル王子と同じくレオポルトが家庭教師としてついていた。
生まれつきあまり体が丈夫ではないことがたまに傷だが、病床にあっても読書で知識を深めており、学業はレオポルトが舌を巻くほど非常に優秀。
常に大人びた落ち着きがある。
だがそれは言い換えると子供らしさがない。感情表現の少ないカルヴィンは、いつも何を考えているかわからない。まるで人形のような印象すら与える。
そんな正反対の二人は、きっと互いに欠けたものを補い合ってうまくいくはず。
レオポルトのそんな憶測は見事に的中することとなる。
数あるフォトキナ王国の貴族の中で頂点に立つ家柄である。
王家と大変親密で、オルディン家歴代当主はいずれも王国の重要ポストに就き、この国で王家に次ぐ権力を持っていた。
現在の当主で、王国の軍事大臣を務めるニックスには四人の子供がいた。
上に三人女子が続き、諦めかけていたところに産まれた第四子。
カルヴィンと名付けられたその子は、アベル王子と同じくレオポルトが家庭教師としてついていた。
生まれつきあまり体が丈夫ではないことがたまに傷だが、病床にあっても読書で知識を深めており、学業はレオポルトが舌を巻くほど非常に優秀。
常に大人びた落ち着きがある。
だがそれは言い換えると子供らしさがない。感情表現の少ないカルヴィンは、いつも何を考えているかわからない。まるで人形のような印象すら与える。
そんな正反対の二人は、きっと互いに欠けたものを補い合ってうまくいくはず。
レオポルトのそんな憶測は見事に的中することとなる。